ARTICLE NUM:025

歯科衛生士/齋藤 命夢さん

お口から全身の健康を支えたい。
自分のやりたいことを最適な職場環境で。

DR+DH+DT WORK STYLE|2025.09.29

——まずは、齋藤さんの今のお仕事内容から教えてください。

齋藤さん(以下S):主に歯周病の治療と、患者さんの歯のメンテナンス、矯正のアシスタントやトレーニングを行っています。当院は歯科衛生士が10名ほどいまして、基本的なメンテナンスなどの仕事は同じなんですけど、なかには訪問診療に同行する歯科衛生士やインプラントのアシスタントをする歯科衛生士もいます。

——齋藤さんが得意としていることはありますか?

S:SRPという歯茎の中のプラークや歯石をとる治療が得意です。大きな歯石が取れたときはとても達成感を感じますね。

——こちらの齋藤歯科医院は敷地も広く、歯科治療だけでなくさまざまな取り組みがあると聞きます。

S:そうですね、「皆さんの健康や笑顔を守る」という理念のもと、低糖質のスイーツがテイクアウトできるかカフェ、身体を鍛えられるジムスペースなど、お口の中だけではなく全身の健康を支えられるような施設があります。

——歯だけではなく身体全体の健康を考えられているわけですね。

S:「食」からも、あと全身からも口からも、患者さんに健康になっていてもらいたいんです。管理栄養士も在籍してるので、栄養指導とかもあわせて行わせてもらっています。

——こちらで働きたいと思ったのは?

S:予防歯科に積極的に取り組んでいて、スタッフさんがとても楽しそうに働いていたからです。実は私が就職活動をしていたときは、求人票が出ていなかったんです。でも、「ここで働かせてください」ってお願いをして、働かせてもらえることになりました。

——実際にスタッフの一員となって、いかがでしたか?

S:スタッフ同士の仲が本当によくて、お休みの日も一緒にお出かけしたり、休憩時間は和気あいあいと話をしたりしています。お休みも取りやすいので、すごくいい職場だと感じています。

「そういえば歯科衛生士って、かっこいい仕事だな

——斎藤さんはどうして歯科衛生士になろうと思ったんですか?

S:私は小さい頃から虫歯がすごく多くて、何回も何回も歯医者さんに通っていたんです。だからそのときから歯科衛生士という仕事があることは知っていたんです。それで高校時代、部活が忙しくて、高校三年生の秋になってやっと進路について真面目に考えられるようになったんですけど、医療系に就きたいなと思ったとき、高校の指定校推薦で日本歯科大学を見つけて、「そういえば歯科衛生士さんってかっこよかったな」って思い出して。

——学生生活はどうでしたか?

S:先生や病院の歯科衛生士さんがすごく親身に相談にのってくれる環境で、日本歯科大学に進んでよかったなと思いました。いい友達ともたくさん出会えましたし、楽しい学生生活を送ることができました。キャンパスの中庭で友達とのんびり過ごしたり、誕生日にはキャンパスのすぐ裏の海で友達にお祝いをしてもらったり、今振り返っても本当にいい思い出ばかりです。

「歯だけでなく全身の健康に関われる、それがこの仕事のやり甲斐」

——齋藤さんは歯科衛生士になって7年目ですね。

S:今では後輩に教えることも多くなりました。今年新卒で入ってきた子は、元々私が担当していた患者さんだったんですよ。その子が歯科衛生士を目指して頑張って資格を取って、今一緒に働けているのは、とても感慨深いですね。

——齋藤さんが患者さんと接するときに、大事にしていることを教えてください。

S:歯医者さんに対して「怖い」ってイメージを持つ方ってすごく多いと思うんです。まずはそのイメージを取り除けるように優しくお声がけをしたり、歯の治療のこととは関係がない話を交えたりしながら、心を開いてもらえるように接しています。

——恐怖心がなくなれば、通いやすくなりますよね。

S:お子さんの中には、やっぱり最初は怖がっちゃう子もいるんです。でも、だんだん慣れてくると、自分から学校の話をしてくれたり、フレンドリーに接してもらえたりして、それはすごく嬉しいですね。

——今のお仕事のなかで、どんなところにやりがいを感じていますか?

S:お口だけではなく、患者さんの全身の健康に関われることですね。歯科衛生士ってお口の中だけを診ているって思われていますけど、歯周病が落ち着いたり、口内環境が良くなったりすると、歯の健康にあわせて全身も健康になっていくことが多いんです。そもそも「医療系の仕事がしたい」と思ったときは、看護師も選択肢にあったんです。でも今、歯科衛生士として働いていて、看護師じゃなくても全身の健康に関わっていけることを実感していて。自分のやりたかったことができているので、とても満足しています。

「歯科衛生士にならなきゃよかった、と後悔したことはない」

——齋藤さんのこれからの目標を教えてください。

S:私は歯科衛生士っていう仕事がすごく好きなんです。なので、年を重ねてからも「歯科衛生士の仕事が好きだな」って思い続けていけるように、もっと自分のスキルを磨いていきたいと思っています。だんだん後輩も増えてきたので、憧れてもらえるような存在にもなっていきたいです。

——ちなみに齋藤さんにも憧れの歯科衛生士さん的な存在はいますか?

S:いますね。ここで働いている先輩なんですけど、ドクターじゃなくても的確に処置の見立てができて、患者さんにきちんと伝えることもできる歯科衛生士さんなんです。技術もあって、全部がトータル的にパーフェクトで。その先輩を見ていると「自分はまだまだだな」って思います。

——最後に、歯科衛生士を目指す高校生へのアドバイスをお願いします。

S:医療に携わる仕事は、「勉強が難しそう」とか「大変そう」っていうイメージが強いと思います。でも、私も、まわりの歯科衛生士さんも、「歯科衛生士にならなきゃよかった」って後悔したことはないんです。それくらい、やりがいもあって充実した素敵なお仕事だと思っています。「やってみたい」と思っているなら、ぜひ直感を信じて目指してもらいたいですね。

——素敵な職場でとても楽しくお仕事をされているのが、今日の取材を通して伝わってきました。貴重なお話をありがとうございました!

DR+DH+DT WORK STYLE

斉藤歯科医院

斎藤 命夢(Miyu Saito)

2019年日本歯科大学新潟短期大学歯科衛生士学科卒業、医療法人社団 信和会 齋藤歯科医院入社。診療全般に従事。様々なセミナーや学会に参加し、MRCエデュケーター、TC、IDHA認定歯科衛生士、口育士取得。

インタビュー収録:2025年9月