プロが教える歯みがきのコツ

毎日のことだから、基本をしっかり。
歯科のプロが教える歯みがきのコツ!

歯科の学び|2023.01.13

今回の「歯科の学び」では、皆さんが毎日やっている歯みがきについて、そのコツを歯科のプロに解説してもらいました。普段、何も気にせずにササッとみがいて終わっている人も少なくないと思います。今回の動画を参考に、毎日、みがき残しのない綺麗な歯を目指してください!

適度な強さで毛先を意識して!
歯ブラシの持ち方と、ブラッシング圧。

適切なブラッシング圧は150〜200g程度。その適切なブラッシング圧で歯みがきのときにブラシを歯に当てると、毛先が広がりすぎず、ちゃんと歯の面に上手に当たります。ブラッシング圧が強すぎる場合、ブラシの毛が開いて毛先が歯の面にきちんと当たりません。特に「にぎり持ち」の持ち方だと、力が入りやすくなってしまいます。持ち方としては、ブラッシング圧がコントロールしやすい「えんぴつ持ち」がオススメです。

 

「左右に細かく」が基本!
歯ブラシの当て方と、動かし方。

歯ブラシは歯の面に対して真っ直ぐに当てるのが基本です。歯茎の近くにあて、左右に細かく動かしましょう。強く大きく動かすと、歯と歯の間に毛先が入らず、みがき残しが生じてしまいます。真っ直ぐ当てて、左右に細かく、が大切です。

 

歯ブラシの部位を使い分けよう!
歯みがきのコツ〜上級者テクニック〜

より上手に歯みがきをするには、歯ブラシの部位を上手に使い分けて歯をみがくことがポイントです。

 

 

歯ブラシは持ち手から遠い先端の部分(動画でピンクの部分)を「つまさき」、持ち手に近い部分(動画で青の部分)を「かかと」と考えましょう。奥歯の後ろのなかなか上手にみがききれない場所は歯ブラシの「つまさき」を当ててみがきます。逆に奥歯の手前側は「かかと」を当ててみがきます。裏側も同じように「つまさき」と「かかと」を使い分けてください。

前歯を上手にみがくコツは、面を3つに分割すること。まず真ん中をみがいてから、歯ブラシの角度を変えて左右をみがきます。こうすることでみがき残しのない、清潔な歯を保つことができます。

いかがでしたか? 「そんなの当たり前にできてるよ!」という人がいれば、「なるほど、そうすればいいんだ!」とこの動画を見て納得した人もいるのではないでしょうか。歯の健康は、ひとりひとりの心がけももちろん大事ですが、正しいやり方をみんなで共有することも大切です。ぜひ家族や友達など、身近な周りの人にもこの歯みがきのコツを教えてあげてください。